梅原 今でもテイクアウトはやっているんですか。
梶原 テイクアウトは、『MOM&POP SPAGHETTI’S』で毎日できるようにしていますし、テイクアウト用で家で温めてかけるだけの冷凍ソースも売ってます。『KNOCK』でもご要望があれば、普段からやってるメニューをお持ち帰りいただくようにもしてます。
梅原 テイクアウト業者を使って配達をやったりとかは。
梶原 少しだけやったことがありましたね。でも、ピンとこなかったり、結果が残らなかったりでしたね。
梅原 ピンとこなかったというのは、普段の美味しさのまま届けたいっていうような事ですか。
梶原 普段のままの美味しさを届けたいっていうのはもちろんありましたし、それよりも食べてもらって美味しかったのか口にあったのかっていう反応が見えにくかったのが、自分たちのスタイルに合わなかったんです。
梅原 確かにそれはありますね。
梶原 それに普段はお店に来て出来立てを食べてもらえるものを、自宅まで届けるとか、店まで来て持ち帰って食べてもらうしかないのもなんとかしたいと。今ではその経験を生かして30分経っても美味しく食べられるパスタを開発しました。
梅原 それはすごいですね。こういう状況だと、この先どういうふうに売り上げを向上させるのかについて気になると思いますけど、それよりどういう人に食べてもらってるのかとか、実際に食べてどうだったというのが、梶原シェフの中にあったんですね。
梶原 お客様も同じだと思うんですよね。どういう人が作ってるのかが見えたり、お店で食べる料理のように美味しく食べたいと思ってるんじゃないかと。
梅原 そういう事は、今後すごく大事になりますね。お客様の顔とか生産者さんもそうだし、お互いの顔がきちんと見える、その想いが伝わってくるみたいな。という事で、この後はノックがまた新たにネットショップを開設するお話になります。
ネットショップって開設するのが大変じゃないかとか、どう運用していけばいいんだろうか、結構初期コストもかかるのかなとか皆さんいろいろ懸念事項があると思うんです。なので、今回はBASEの中野優太郎さんにも登壇いただいて、企画のことや開設のことなどいろいろお話を伺っていきたいなと思います。
『KNOCK』のネットショップ戦略 with「BASE 」①(近日公開)
KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA
料理長のピエモンテ時代の経験を活かし「もしピエモンテ州に私達のお店があったら、どんな食堂を作ろうか?」というコンセプトから始まったレストラン。一般的なイタリアンのイメージとは違い、海が無く山の中に位置するピエモンテ州はお肉料理やチーズと野菜を沢山使った料理を楽しむことが出来る町。そのアイデアと日本を感じながら料理を楽しんでいただきます。
私達の大好きなイタリアを意識し、「エレガント・高級」というよりは、「ワイワイと楽しく大勢で賑やかに!』を掲げ、皆様にうまい料理とワインをカジュアルな価格で気軽に使える食堂であり、その街で生活する人々に愛されるレストランでありたい・・・。もちろんパスタメニューも充実しています。ノック流クラシックメニューから、季節の野菜をたっぷり使った日替わりメニュー。ディナーでは、前菜やお肉料理などいろいろ食べて飲んで、最後の締めでパスタを食べるスタイルも楽しいお店です。
KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA
六本木本店、ミッドタウン店、恵比寿店、msb Tamachi店
https://mother-restaurants.com/
KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA 六本木本店EXサイト
https://knock3211.thebase.in/
MOM&POP SPAGHETTI’S
「MOM&POP SPAGHETTI’S」は、イタリアンレストラン「KNOCK」から生まれたスパゲッティー専門店。「KNOCK」では、スパゲッティー1,000本ノック!でメニューを開発し、年間20万皿のスパゲッティーをお召しあがりいただいています。
わたしたちが目指すのは、生産者も、作り手も、食べる人も、みんなが喜ぶスパゲッティー。素材にこだわり、子どもから大人まで安心して食べられる一皿。野菜もいっぱいでヘルシーだから、生産者の顔が見えて安心だから、豊富なメニューから選べるから、忙しくてもサッと食べられるから、なんといっても、おいしいから。MOM&POPのスパゲッティーは安心でおいしい、みんなが待っていたスローなファストフードなのです。
MOM & POP SPAGHETTI`S
https://momandpop-spaghettis.com/